セントルイス・カージナルスの剛腕リリーフ、ジョーダン・ヒックスが今季の出場を辞退したことが、球団から発表された。ヒックスは、昨年6月に受けたトミー・ジョン手術からの今年中の復帰を目指していた。
現在23歳のヒックスは2015年のドラフト3巡目でカージナルスに入団。当初は先発として育成されていたが、2018年にはリリーフとして開幕ロースターに入り、73登板で防御率3.59、6セーブの好成績を残した。昨年は怪我を負うまで、クローザーを務めて、15セーブ機会で14セーブを挙げる活躍を見せていた。
【MLB】Wソックスの105マイル右腕コペックが今季出場辞退へ
ヒックスはなによりもまず、その剛腕ぶりで知られており、最速は105マイル、平均でも101マイルに達する規格外の速球を持っている。昨年のメジャーの速球ランキングは、ほとんどがこのヒックスの名前で埋め尽くされている。
13人目の出場辞退者となったヒックスは、「ハイリスク」として指定される
1型糖尿病を患っており、サービスタイムとサラリーを受け取ることができる。これによって、今年でヒックスのサービスタイムが累積3年に到達するため、オフには初めて年俸調停の対象選手になる。