【新型コロナ】神奈川県所管域7人感染確認 新宿で舞台公演観劇の60代女性も

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は14日、県所管域で新たに10歳未満~60代の男女7人の感染が判明したと発表した。うち感染経路不明は4人だった。

 内訳は平塚市と大和市が各2人、秦野市、厚木市、相模原市が各1人。症状別では中等症1人、軽症5人、無症状1人だった。

 平塚市居住の60代女性は6月30日と今月4日の2回にわたり、クラスター(感染者集団)が確認された東京都新宿区の劇場「新宿シアターモリエール」で上演された舞台を観劇。7日に発熱し、14日に再び発熱やのどの痛みが出た。劇場でクラスターが起きたとの報道を受け、帰国者・接触者相談センターに自ら連絡。同日の検査で陽性が判明し、濃厚接触者とされた。

 大和市居住の30代の男性会社員は、大和郵便局(同市)の集配を担当。日本郵政によると、同郵便局は13日午後から消毒作業のため、窓口や配達など全ての業務を当面の間休止した。濃厚接触者に該当する客はいなかったという。

 このほか、秦野市居住の10歳未満の男児は、同居する20代女性の濃厚接触者。無症状という。相模原市居住の20代の女性看護師や、厚木市居住の20代の女性会社員の感染も確認された。

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