カンニング竹山、小沢一郎氏の「新党結成」宣言を直撃!山尾議員「選挙に落ちたくないのが政治家の本音」

ABEMAが、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

**■山尾志桜里議員、立憲から国民入党のワケを生激白「憲法の議論で余計な事言うなと言われた」 **

2020年7月13日(月)夜9時からの放送では、今年3月に立憲民主党から離党を表明した山尾志桜里衆院議員がスタジオに出演。その弁舌の鋭さから「国会のジャンヌダルク」の異名を持ち、「政調会長」を務めるなど、党内でも期待されていた山尾議員が離党に至った経緯や、国民民主党に移った理由、野党再編の行方などについて聞いた。

番組冒頭、進行を務める平石直之アナウンサーから「どういった事を聞きたいですか?」と問われた、番組MCでお笑い芸人・カンニング竹山は、「この間、ABEMAの別番組で、70分ぐらい小沢一郎さんと対談したんです。その時に小沢さんは『新党を作る』って言ったんですよ。でも、秋に選挙だったら『新党なんて作れないでしょ?』。だから『連合みたいな感じでやるんでしょ?』って僕が言ったら、『それは意味がない。7月ぐらいまでに新党を作るんだ!』とおっしゃったので、いま裏でごちゃごちゃなってんだろうなって勝手に思ってたんですけど…(笑)その辺を山尾さんにも、『実はどうなんですか?』と聞いてみたい」と話した。

山尾議員は、まず立憲を離党するに至った経緯について「去年の秋ぐらいですかね。やっぱり国会って議論する場なので、意見の違いはあっても憲法も含めてちゃんと議論を前に進めて行くべきだとずっと思っていて。憲法審査会と言う“国会の中で憲法を議論”する場で、『自由に議論はしましょう。意見の違いは議論を通じて解決していきましょう』と言ったんです。そしたら、『立憲民主党は、憲法の議論については “前に進めない”という立場を取っているので、余計な事は言うな』というような話をされた。その時に、『ちょっと待て。やっぱり“立憲”と言うからには憲法の議論はちゃんとしていかなきゃならないし、“民主”って言うからには国会議員の1つ1つの発言を、“あれはダメ、これはダメ”って言われるのは困るな』と。そこからボタンの掛け違いと言うか…この党に居て『どうやって“議論する”という国会議員の役割を果たしていったらいいんだろう?』という悩みが明確化した。そこがきっかけです」と当時の想いを吐露した。

この山尾議員の言葉に、レギュラーコメンテーターでジャーナリストの堀潤は「この間、実際に現職の立憲の議員さんと話していて、やっぱり党内の雰囲気として『好きな事が言えない。これまでベテランでやってきた人の声が大きすぎる』と。僕はいつもリベラル陣営の立場で政治活動を見ているんですけど、やっぱり立憲民主党が、議員さん達の“好きな事が言えない空気”を作っている事に対して、『自分達の“アイデンティティ”を崩壊させていませんか?』と思ってしまいます」と、党内の状況に警鐘を鳴らした。

**■カンニング竹山、小沢一郎氏の「新党結成」宣言を直撃!山尾議員「選挙に落ちたくないのが政治家の本音」 **

**「政権交代は自分を強い立場に置きたいがため」“令和最強ギャル”あおちゃんぺの鋭いコメントに称賛 **

一方、2人の話を聞いていたカンニング竹山は「党内でそれだと、与党にはもっと言えないですよね。党内がまとまってないと、野党として与党に対して声を上げようとしても何もできないですよね…」と、山尾議員に理解を示す。さらに、“野党共闘”に話題が及ぶと竹山は「小沢さんが放送で言ってたからそのまま言いますけど…」と前置きしつつ、「いくら小沢一郎という人が言ったところで、意見も違うし、まとめるって無理でしょ?って話をしたんです。でも小沢さんが言ったのは、『みんな新党を作りたいって思ってんだよ』って。『なんで思ってるんですか?』って聞くと、『1つにまとまらないと、このまま衆議院選挙になっちゃったら、選挙に落ちちゃうから。そうならないために、勝つためにはまとまらないといけないっていうのが、皆が心の底で思ってる本音だ』っておっしゃったんですよね」と小沢議員が語った新党結成の思惑について言及。

これを受けて、山尾議員は「それは政治家の本音だと思います。その本音に国民が気付いちゃってるのも事実」と同意しました。この一連の話を聞いていた黒肌ギャルユニット『blackdiamond from2000』のリーダーとメインボーカルを務め、そのカリスマ性から“令和最強ギャル”との呼び声も高いあおちゃんぺが、「私、無知すぎて的外れな質問するかもしれないですけど…」と話しつつ、「なんで合流したいのかな?合併したいのかな?って思って。それが話の中で“選挙に受かりたいから”って事を言ってたんですけど…意見が違うのに仲間のフリをするって事ですか?」と素朴な疑問を投げかけると、山尾議員は「的を射ている質問だと思います」と反応。続けて、「なんで1つにまとまりたいかと言うと、野党の政治家の本音は、“野党のライバル”を減らして、自分が当選するようにしたい。それで、今の与党を倒して、『結果としては政権交代が起きるんです』みたいな事を言ってるんですけど。私の感覚はどちらかと言うとあおちゃんぺさんのものに近くて、自分の当選のために、大事なところでかなり意見の違う者同士が仲間のフリをしても良くないしバレると思う」と応じた。

山尾議員の話に耳を傾けていたあおちゃんぺは「“選挙に受かれば何でもあり”みたいな考えでは、国は良くならないし。政権交代させたいのも国を良くしたいというよりかは、発言力をつけて自分を強い立場に置きたいだけだと思うので、そういう考えってそもそも政治をする立場の人としておかしいのかなと思いました」と率直な意見を吐露。山尾も思わず唸ったあおちゃんぺの的確なコメントに対し、視聴者からは「あおちゃんぺの正論最高」「鋭くい意見。聞いていてすがすがしい」「さすが令和最強のギャル」などと称賛の声が相次いだ。

本放送の様子は、現在も「ABEMAビデオ」で配信中。

[https://abema.tv/video/title/89\-66 ](https://abema.tv/video/title/89-66)

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

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