【新型コロナ】川崎市成人式、会場参加とオンライン選択制に

川崎市役所

 川崎市は14日、2021年の成人式について、会場で開催し、オンラインでも配信すると発表した。対象の新成人約1万4千人は、どちらかを選んで参加する。ただし新型コロナウイルス感染症の今後の状況によっては中止する可能性もあり、12月ごろに詳細を記した案内を送付する。

 来年1月11日に市とどろきアリーナ(同市中原区)で予定する式典「成人の日を祝うつどい」の開催について、市は関係団体や若い世代にも意見を聴いた上で検討してきた。市青少年支援室は「若い世代から開催を求める意見が多かった。また友人同士で集まる機会でもあるため、会場開催を決めた」と説明する。

 感染防止策として、音楽ライブなどを中止して開催時間を例年の1時間半から50分間に短縮。会場内外の密集を避けるため、従来の2部制から3部制に変更する。座席の間隔を空けて式典中は常時換気をし、参加者にはマスクの着用や手指消毒の徹底を求める。

 感染リスクを懸念する新成人のために、会場開催と合わせ、式典の様子や市ゆかりの著名人らによるお祝いメッセージをオンラインで配信する。

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