松浦で生産の屋根膜材評価 ニッチトップ企業100選に中興化成工業 経産省認定

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トランスコスモススタジアム長崎の屋根にも使われている中興化成工業の屋根膜材=諫早市

 ニッチと呼ばれる隙間の分野で国際的に高いシェアを誇る企業を経済産業省が認定する2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に、フッ素樹脂加工メーカーの中興化成工業(庄野直之社長、東京)が選ばれた。長崎県松浦市で生産している屋根膜材の優れた技術力などが評価された。
 屋根膜材は、グラスファイバー繊維の生地にフッ素樹脂をコーティングした建築用材。強度があり、紫外線に強く耐久、不燃、透光性に優れ、雨で汚れが自然に落ちる特性もある。県内では諫早市のトランスコスモススタジアム長崎やJR長崎駅のかもめ広場の屋根に使われている。
 同社は炭鉱を前身とした企業で1963年に松浦で創業。選定に「今までにない製品を世に生み出すという企業姿勢が評価されうれしい。人材確保などの際にアピールしていきたい」としている。
 100選は、市場規模は小さくてもシェアが高く、今回は特に世界のサプライチェーン上の重要性を重視して選定した。外部の審査委員が収益性や国際性などの観点から113社を選んだ。