西彼杵道路 予算確保を 期成会が総会

整備予算の確保などを国、県に求めることなどを確認した期成会総会=西海市西彼総合支所

 長崎、佐世保両市を西海市経由で結ぶ地域高規格道路の整備を目指す「西彼杵道路・長崎南北幹線道路建設促進期成会」(会長・杉澤泰彦西海市長)の総会が14日、西海市内であり、予算の確保などを県や国に求めることを確認した。
 西彼杵道路(約50キロ)は佐世保市指方町から西海市西彼町大串まで約14キロは完成しており、西彼時津町日並郷から野田郷までの約3キロは整備中。昨年度、未整備の大串-日並間(約22キロ)のルートなどを協議する検討委が設置された。
 長崎南北幹線道路(約16キロ)は、ながさき出島道路など8キロが完成。昨年度、有識者による選定委が時津町野田郷-長崎市茂里町の未整備区間についてルートを提言した。
 杉澤会長は「県内幹線道路のネットワーク形成には不可欠な道路」とあいさつ。期成会は長崎、佐世保、西海、長与、時津の3市2町の首長や議長のほか、経済、観光団体の代表などで構成している。

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