九州豪雨被災の人吉児童へランドセル 飯野高生ら 

被災した人吉市の小学生に贈る物資の準備を進める飯野高生徒ら=15日午後、えびの市原田・飯野高

 えびの市・飯野高の生徒、卒業生でつくり、子育て支援に取り組む「Nogiku」は15日、豪雨で甚大な被害を受けた人吉市の小学校にランドセルや文房具などを贈った。
 被災地の子どもを支援しようと、同校卒業生で、専門学校生の宮田久代さん(18)=えびの市、県立看護大1年の青柳みのりさん(19)=宮崎市=が企画。人吉市議会を通じて同市教委に必要な物資を問い合わせ、会員制交流サイト(SNS)でランドセルの寄付を募り、1週間ほどで約100個が集まった。
 同日は同校生11人が21個のランドセルのほか、ノートなどの文房具、マスクを準備。同校教諭らが同市・東間小に届けた。同校3年の川野愛海さん(17)は「子どもたちに元気を出して再び学校生活を楽しんでほしい」と話していた。
 残る約80個のランドセルは、他の被災地に必要に応じて届けていくという。

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