【シンガポール】総合リゾートRWS、コロナ禍で人員削減[観光]

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ゲンティン・シンガポールは、カジノ統合型リゾート(IR)「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」で、経営合理化策を導入する(NNA撮影)

興行大手のマレーシア系ゲンティン・シンガポールは15日、主力のカジノ統合型リゾート(IR)「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」で、人員削減を含む経営合理化策を導入すると発表した。新型コロナウイルスの影響で厳しい経営に陥っているためという。

経営合理化策の骨子には、人員構成を最適化するため1回限りの人員削減を実施することや、管理職全員の給与を当面の間、最大3割削減することを盛り込んだ。人員削減の対象者には社外でのキャリア開発や雇用機会の提供などで支援する。

RWSの広報担当者によると、RWSのフルタイムの正規雇用従業員数は7,000人以上(2019年度末時点)。人員削減数は明らかにしていない。

経営合理化策ではこのほか、新型コロナの影響で過去数カ月にわたり営業を一時中止していたRWSのコスト全体の見直しを実施する。最先端技術への投資を加速してRWSでの顧客体験を充実させることや、不測の事態に対応できるよう経営資源の合理化も進める。

RWSは昨年、観光施設としての競争力強化に向けた大規模拡張計画「RWS2.0」を発表。テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)」の拡張やシンガポール・オーシャナリウム(巨大海洋博物館)の新設などを計画している。

今回の経営合理化策を通じ、「RWS2.0」に必要な従業員の育成や管理職のリーダーシップ教育を進め、「アフターコロナ」時代の経営環境に対応できる体制を整える。