三重で新たに2人感染52人に 20歳男性と外国籍の40代女性

三重県は15日、新たに2人の新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表しました。県内の感染者数は、のべ52人となります。

感染が確認されたのは、松阪市に住む20代の会社員の男性と、愛知県に住む40代の外国籍の女性です。

松阪市の20代の男性は、11日に感染が確認された明和町に住む40代のパート従業員の女性の同僚で、濃厚接触者として検査を行ったところ陽性が確認されました。

男性に症状はありませんが、現在入院に向けて調整中です。濃厚接触者については、男性が1人暮らしで職場でも接触が特定されていないことから、現時点では認められていません。

なお、明和町のパート従業員の女性の接触者は現時点で特定され、この男性以外全員陰性でした。

また、ともに感染が確認された女性の10代の息子のクラスメートなど学校関係の接触者29人については、検査の結果、全員の陰性が確認されました。

一方、40代の外国籍女性は、ペルーから11日に成田空港経由で10歳未満の息子とともに入国し、空港検疫所で検査を受けましたが、2人は検査結果が出る前に両親が自家用車で迎えに来て四日市市内に移動していました。

検査の結果、女性は陰性でしたが、息子は陽性と確認され、県内の医療機関に入院しました。

女性は息子の濃厚接触者として再度検査を受け、陽性と確認されました。女性は、今年5月下旬から1週間程度、新型コロナウイルスに感染したことからペルーの医療機関に入院していました。三重県では、ペルーで感染したウイルスが体内に残っていた可能性が高いとみています。

なお、女性の接触者については、親族7人が特定されていますが、検査の結果全員が陰性でした。

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