小田急全線に「赤い電車」 8月、登山鉄道再開で箱根PR

期間限定で小田急線全線を運行する赤い1000形車両(小田急電鉄提供)

 箱根登山鉄道が23日に箱根湯本─強羅間で運転を再開するのを記念し、小田急電鉄は8月1日から31日まで、小田原線や江ノ島線、多摩線の全線で同鉄道の「赤い1000形車両」を走らせる。同車両の全線での定期運行は初めて。

 赤い同車両は、これまで主に小田原─箱根湯本間だけの運転だったが、期間中は特別に新宿─小田原間の小田原線などでも走行する。赤色の車両4両を、小田急電鉄で使われている銀色の同型車両6両と連結し、10両編成で走らせる。

 車内では、アジサイや紅葉など四季折々の同鉄道の沿線風景や、箱根町内の観光名所を案内するポスターを掲示。走行中や新宿駅での停車中には、箱根を周遊する観光コース「箱根ゴールデンコース」60周年を記念したテーマ曲「HAKONECTION(ハコネクション)」を車内BGMとして放送する。

 小田急電鉄は「利用客の皆さまに、箱根の魅力を発信していきたい」と話している。

 運行スケジュールは、前日に同電鉄お客さまセンター電話044(299)8200で案内する。

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