コロナ軽症者受け入れ施設  三重が新たな仕組みで確保

三重県は、新型コロナウイルスの感染状況に応じて軽症者などを受け入れる宿泊施設を確保するため、新たな仕組みを始めることになりました。

現在、三重県では軽症者らの宿泊療養施設として鈴鹿市にあるスポーツマンハウス鈴鹿を確保していますが、県内での感染状況が落ち着いていることなどから7月末で宿泊療養施設としての運用を終了し、8月からは通常営業を行います。

今後の新しい仕組みでは、民間の旅行業者が協力して事前に宿泊療養施設の候補を選びます。

感染が拡大した場合には、県が施設の確保を要請し、旅行業者が宿泊施設の予約客を他の宿泊施設へ振り分ける調整を行って宿泊療養施設として確保することにしています。

この仕組みでは、県が旅行業者に要請を行ってから約2週間以内に約100室を確保し、患者の受け入れが行えるよう運用の整備が行われます。

三重県では、宿泊施設を使用する場合は施設名を公表するとともに近隣住民に向けた説明会を行うことにしています。

© 三重テレビ放送