あおり運転撲滅を 長崎県安全運転管理協議会が宣言

あおり運転撲滅宣言をする村瀬理事長(右)=県警本部

 あおり運転の厳罰化を盛り込んだ改正道交法の施行を受け、長崎県内約2400の事業所が加入する県安全運転管理協議会は14日、県警本部で「あおり運転撲滅宣言」をした。今後、あおり運転の根絶に向けた啓発活動などに取り組む。
 同協議会の村瀬公一郎理事長は「重大な事故につながる悪質かつ危険なあおり運転を撲滅するため、『あおり運転をしない・させない活動』の実施や、情報提供、他の模範となる安全運転に努める」と宣言。県警の森崎辰則交通部長は「これからも安全で安心な社会を実現するためにお力添えをお願いしたい」と応えた。
 同協議会は今後、各事業所に宣言の内容を盛り込んだポスターや文書を配布し、あおり運転撲滅を呼び掛ける。取材に村瀬理事長は「あおり運転が大きな社会問題になっており、非常に憂慮している。県から一つも事案を発生させないよう活動を始めた」と話した。
 県警によると昨年、県内であおり運転に関する通報は24件寄せられ、うち22件が車間距離不保持だった。改正道交法施行の今年6月30日から7月14日の間には8件の通報があった。

© 株式会社長崎新聞社