レンジャーズ カルフーン、元中日・ロドリゲスら開幕に間に合わず

レンジャーズは正左翼手のウィリー・カルフーンと3人のリリーバーを欠いた状態で開幕を迎える可能性が高くなった。一方、右足首を痛めている正捕手ロビンソン・チリーノスは、日本時間7月25日に本拠地グローブライフ・フィールド(新球場)で行われるロッキーズとの開幕戦に間に合う見込みとなっている。

カルフーンは臀部を痛めており、ジョン・ダニエルズGMは復帰を急がせない方針を明言している。昨年83試合で21本塁打、OPS.848と飛躍の兆しを見せたカルフーンを欠くのは痛手だが、クリス・ウッドワード監督はカルフーン欠場のあいだ、メジャー2年目のニック・ソラック(新人王資格あり)で穴を埋めるつもりのようだ。

一方、ブルペンからはジョエリー・ロドリゲス、ブレット・マーティン、ラファエル・モンテロの3人がシーズン開幕を故障者リストで迎えることになりそうだ。2年契約で加入した左腕ロドリゲス(元中日)は広背筋を痛めて調整が遅れている。ダニエルズによると、回復は順調で、大幅な出遅れはない見込みだが、開幕には間に合わない可能性が高い。

左腕マーティンは新型コロナウイルスの陽性反応を示し、チームとは別行動となっている。ダニエルズによると、体調は順調に回復しており、まもなくチームに合流できる見込みだが、「故障者リストで開幕を迎えることになる」と明言した。

ロドリゲスとマーティンの両左腕の欠場により、チーム内における貴重なリリーフ左腕となるテイラー・ハーンは開幕ロースター入りする可能性が極めて高い。ジョー・パランボとコルビー・アラードの両左腕も先発ではなくブルペンの一員として開幕ロースター入りのチャンスがありそうだ。

また、昨年の後半戦にセットアッパーとして安定した働きを見せた右腕モンテロは、ドミニカ共和国で妻の出産に立ち会っていたためチームへの合流が遅れ、ダニエルズは「開幕までに準備は整わないだろう」と出遅れを示唆している。おそらくシーズン最初の週を欠場することになりそうだ。

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