大和ハウス、7年かけ奈良工場建て替え完了

大和ハウス工業(大阪市)は7月16日、建て替えが完了した同社の奈良工場(奈良市)の本格稼働を開始した。同工場は1965年4月に稼働を開始した日本初のプレハブ住宅の量産工場で、2013年3月から段階的な建て替えを進めてきた。

同工場は敷地面積14万2900m2。工場は4つに分かれ、かつての延床面積は10万2620m2だったが、建て替え後は8万4363.6m2。無人リフトや溶接などのロボットを導入し生産効率を高めたほか、太陽光発電システムの導入など環境や防災にも注力した。

戸建て住宅や賃貸住宅以外に、店舗など同社が得意とする事業用建築の部材も生産する。大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県の近畿2府4県を出荷エリアとしていたが、建て替え後は中四国や北陸にも事業用建築の部材出荷も行う。

左が開業当時、右が建て替え後の奈良工場

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