新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で16日、新たに男女48人の感染が明らかになった。2日連続で40人を上回り、緊急事態宣言解除後の最多を更新。17日も40人程度の感染者が出た場合は「神奈川警戒アラート」の発動基準に達し、知事が外出自粛などを要請する見通しだ。
県独自のアラート発動基準は、直近1週間の新規感染者数(1日平均)が33人以上。緊急事態宣言が解除された5月25日以降、1日当たりの感染者数はほぼ1桁で推移していたが、7月に入ってからは2桁の日が目立ち始めた。
ここ数日はさらに増加傾向が続いており、10~16日は31.86人と基準に迫っている。県は17日の感染者数が40人程度になると基準に達すると試算。その際は対策本部会議を開いてアラートを発動する構えだ。
アラート発動時は、黒岩祐治知事が県民に外出自粛を要請するほか、飲食店などの事業者に感染防止対策の再確認と徹底を呼び掛ける。医療提供体制についても、必要な即応病床数を2週間以内に確保するとしている。