誰か里親になってニャン 京都・宮津で19日「保護ねこ譲渡会」

19日の譲渡会で里親を募集する保護猫(京都府与謝野町岩滝)

 飼い主のいない野良猫や捨て猫を保護し、里親を募集する活動をしている「にゃんレンジャーの会」が19日、京都府宮津市万町の「レトロカフェ長久堂」で保護猫の譲渡会を開く。「かわいい猫に会いに来てもらい、里親になってくれる人が少しでも増えれば」と話す。

 譲渡会は今年で2回目。今回は生後2カ月の子猫から成猫まで約25匹が集まる。
 「にゃんレンジャーの会」は丹後地域の猫ファンが集まり3年前に結成。メンバー4人が捨て猫を自宅などで世話している。他府県からも猫を譲り受け、病気の検査や避妊・去勢手術を受けさせている。
 近年の猫ブームで捨て猫が増加。宮津市内では餌となる魚がもらえる漁港などに捨てられ、周りの畑を荒らし処分されることも多いという。代表の矢野晃子さん(53)は「避妊手術を受けさせ、野良猫を増やさないことが重要。猫を飼いたい人はペットショップに行く前に、保護猫の里親を選択肢にしてほしい」と語った。
 譲渡会は午前10時から午後3時。入場に協力金200円が必要。問い合わせは同会090(4646)0445。

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