全国的にも珍しい空中栽培 種まで食べられるスイカ

新たな特産品を目指し、三重県内では珍しいスイカの本格的な栽培が名張市内で行われていて、今が出荷の最盛期を迎えています。

地上約1メートルに設置した大型のプランターに苗を植えた空中栽培で育てられるスイカ。

全国的にも珍しい方法でスイカの本格的栽培に取り組んでいるのは、風農園代表の田上堅一さんです。

風農園ではもともとイチゴを生産していましたが、同じ設備を使って夏に収穫できる小玉スイカに目をつけ、2年前から試験栽培を行ってきました。

そして、11日に初めて出荷しました。

地面に植えるスイカに比べ、水の量やタイミングが細かく管理できるとあり、品質を一定に保った上質なスイカに育つそうです。

空中栽培で育つスイカ「ピノガール」は種も食べることができ、贈答用にも人気の品種だということで、今年は名張市のふるさと納税の返礼品にも選ばれました。

このスイカは、風農園の直売所の他、イオン名張店にある物産市場でも販売されています。

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