あおり運転の厳罰化受け、県警本部長 ドラレコ「普及促進を働き掛けていく」

神奈川県警

 あおり運転を厳罰化した改正道交法の施行を受け、県警の大賀真一本部長は16日の定例会見で「重大事故の原因となる極めて悪質、危険な行為。厳正な取り締まりや改正内容の周知を通じて抑止に努める」と述べた。

 あおり運転の立証や抑止で、ドライブレコーダーの有効性を強調。車の前方、後方とも録画できることが望ましいとし、「関係機関と連携して普及促進を働き掛けていく」とした。

 あおり運転を受けた場合は、「車のドアを施錠して窓も閉め、ただちに110番通報してほしい」と、安易に車外に出ないよう呼び掛けた。

 厳罰化は、2017年6月に大井町の東名高速道路で発生した一家4人の死傷事故が契機となっており、ドライバーに対し「自分本位でなく、相手への思いやり、譲り合いの気持ちでハンドルを握って」と訴えた。

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