2020年第3戦ハンガリーGPにおいて、FIAのスチュワードはトラックリミット違反に対して厳格にペナルティを適用していく。F1レースディレクターのマイケル・マシが、週末を通して違反を犯した者にどういう措置を取るかをチームに説明した。
今週末に開催されるハンガリーGPに先立ち、マシはハンガロリンクの3つのコーナー、ターン4、11、12について、既設の検知センサーを活用して監視を強化することを明らかにした。
「すべてのプラクティスセッション、あるいは決勝の間、各ターン（4、11、12）出口でコースを離れ、赤白の縁石の外側を通って記録されたラップタイムは、スチュワードによって無効という判定がなされる」と、マシは各チームに送った書簡に記した。
「決勝中、ターン4、11、12出口で赤白の縁石の外側を通ることが3度確認された場合、そのドライバーには黒白旗が示され、以降のはみ出し走行はすべてスチュワードに報告される」
「誤解を避けるために確認すると、これは全体での累計3回という意味であり、ひとつのコーナーでの3回ではない」
「上記で詳述したすべての場合において、ドライバーは安全と判断できる場合にのみコースに復帰すべきであり、またその後の持続的なアドバンテージを得てはならない」
「これらの要件は、コースをはみ出したと判定されたすべてのドライバーに自動的に適用されるわけではない。それらのケースは個々に判定されることになる」
