電話を使った特殊詐欺の被害を防ごうと、金融機関の業務を通じて配布する簡易型自動録音機の贈呈式が17日、桑名三重信用金庫で行われました。
簡易型自動録音機の無償配布は、県内で初めてとなります。
桑名地域生活安全協会から桑名三重信用金庫へ、簡易型自動録音機「録音チュー」200台が贈られました。
固定電話に取り付けて受話器を上げると、「振り込め詐欺防止のために通話内容を録音します」という警告メッセージが流れ、通話が自動で録音されます。
桑名三重信用金庫では、特殊詐欺の被害を防止するため70歳以上で3年以内に50万円以上の出金の経歴がない人には、1日に引き出せる上限金額を下げるなど対策を行っています。
贈呈された簡易型自動録音機は、桑名署管内で一人暮らしをしている年金受給者を中心に、営業担当者が訪問して配布される予定です。