井納、初黒星も〝力投〟 好調巨人打線に6回2失点

6回2失点の力投も今季初黒星を喫した横浜DeNAの井納

 井納が“オープニングゲーム”に詰め掛けたファンのハートを震わせた。六回2死、巨人の主砲岡本に真っすぐを5球続けて見逃し三振に。「一球一球集中して次の点を与えないように粘り強く投げた」というベテランは右拳を握った。

 今季初黒星を喫したものの、前日まで3試合連続アーチの岡本から3奪三振。直近3戦で28得点と好調の巨人打線に6回2失点と力投した。「球界を代表する打者を相手にうまく投げた。もう、いい意味で驚かない」と、ラミレス監督も独特の言い回しでたたえた。

 ただ、初回はストライクを取るのに7球も要した。立ち上がりの悪さを反省し「次は初回からリズムよく投げられるよう準備したい」。先発投手陣最年長の34歳はローテーションを守り抜く覚悟でいる。

© 株式会社神奈川新聞社