島鉄本社が移転 市中心部再開発 下川尻町に

新しい島鉄本社が入る建物=島原市

 島原鉄道は15日までに、本社を島原市弁天町2丁目の自社ビルから下川尻町の貸事務所に移転した。市中心部の再開発に伴い、市が進める市道の付け替えルートが旧本社の敷地にかかるための措置。
 同社によると、新しい本社事務所では、総務や経理、鉄道など5部署45人のほか、島鉄グループの島鉄観光の5人が業務に当たる。旧本社の解体工事は8月上旬に始まり、10月末までに完了する見通し。
 市道路課などによると、5月末にいったん営業を終了したイオン島原店(弁天町1丁目)と島鉄バスターミナル(同)の再開発による店舗建て替えに伴い、同店と同ターミナルに挟まれた現在の道路(長さ約100メートル、幅約8.5メートル)を、ターミナル南側に付け替える移設工事は、11月ごろ着手する予定という。

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