創部100周年の長崎商が、海星との伝統校対決を制して初戦を突破。1回戦を経験してきた昨夏の王者との接戦も予想されたが、五回コールド勝ちと思わぬ大差がついた。主将の相川は「1点ずつという意識がこういう結果につながった。非常にいいスタートが切れた」と汗を拭った。
攻撃は11四死球を得た上で12安打を浴びせた。相手の制球が乱れる中、ストライクを取りにきた甘い球を迷わず打ち返した。エース一ノ瀬は「緊張して」与四死球5とやや力みもあったが、要所で切れのある直球やスライダーをコーナーに決めて5回2失点と粘投。打っても4安打と気を吐いた左腕は「ピッチングの反省が多い。バッティングは振ったら当たったという感じ」と謙虚に振り返った。
合言葉である「長崎で一番長い夏」へ、まず最初のヤマ場を越えたチーム。相川は「やることは次も変わらない。一つ一つ目の前のことをやって、最終的に頂点を取れれば」と言葉に力を込めた。
伝統校対決 長商が快勝 主将「最終的に頂点を」
- Published
- 2020/07/19 11:55 (JST)
- Updated
- 2020/07/19 12:15 (JST)
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