トヨタが本気で作ったコンパクトSUV
2016年にコンセプトカーとほぼ同じ衝撃のデザインでデビューしたC-HR。ホンダ ヴェゼルやマツダ CX-3など、今世界的に人気のコンパクトSUV市場にトヨタが本気で挑んだ意欲作としても話題となったクルマだ。
2015年に登場した5代目プリウスから採用されている新世代プラットフォームTNGAを使用し、ドイツ・ニュルブルクリンクで鍛え上げた走りと洗練されたデザインで世界的に人気を博している。日本でもご存知の通り大人気で、2017年には1968年の統計以来、SUV初の車名別販売台数1位を獲得したほど。
ハイブリッドとカローラスポーツで好評の1.2Lターボエンジンの2種類をラインアップし、全車トヨタセーフティーセンスが採用されるなど、魅力的なパッケージングも人気の理由だ。
価格差を考えればガソリンがお得!?
そんなC-HRもデビューから約4年、一体今の買取相場はどの程度なのか。今回は2019年に行われたマイナーチェンジ前の前期モデル(2016〜2019年9月製)にフォーカスして、今の相場をご報告する。
人気のハイブリッドモデルは上級グレードのGが走行距離3万キロ前後の個体が200〜220万円で取引されている。新車価格が261万4000円〜292万9200円のため、リセールバリューは文句なしだ。
ターボモデルもハイブリッドと同様にGグレードに高値が集中しており、走行距離3万キロ前後であれば160〜190万円といったイメージだ。コチラも新車価格229〜279万9500円ということを考えれば、下取りも期待できそうだ。
ちなみに高値が付きやすいのは、イメージカラーの、ついでブラックという順だ。イエローやレッド系は、人気カラーと比べると1割前後査定額が変わる模様。
デビューしてから4年が経過しているものの、未だ人気のC-HR。モデルチェンジの噂もそれほど聞かれないだけに、当分の間は高値が維持されそうだ。
C-HRの前期モデルの詳細はコチラ▼
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】