新型コロナウイルスにより中断期間はあったものの、2019-20シーズンの欧州サッカーは間もなく終了を迎える。
今回は『Who Scored』より、多くゴールが生まれている“ホットライン”を選んでみた。今、最も蜜月な関係にあるコンビは誰であろうか。
ネイマール→エムバペ(PSG)
パンデミックの影響で打ち切られたリーグ・アン。
王者、PSGの攻撃陣は今季も圧倒的であったが、中心となったのは、やはりネイマールとエムバペの“300億円コンビ”だろう。
今季のリーグ戦では、ネイマールのアシストからエムバペが6ゴールを決めており、さらにネイマールのこの6アシストは、今季彼が記録した全てであるということも驚きだ。
ちなみに、エムバペが最もアシストしたのはイカルディのゴールであり、こちらは3ゴールとなっている。
ミュラー→レヴァンドフスキ(バイエルン)
ブンデス8連覇を達成したバイエルン。中でも、3シーズン連続で得点王に輝いたレヴァンドフスキの活躍は圧巻であった。
その相棒としてリーグトップのホットラインを築いたのはミュラーだ。彼のアシストから、レヴァンドフスキは今季8つの得点を記録している。
また、アシスト王に輝いたミュラーのリーグ戦21アシストは、自身のキャリアハイとなるスタッツである。
両名が絶好調であったことが、リーグ連覇に繋がったことは間違いない。
アダマ・トラオレ→ヒメネス(ウォルヴァーハンプトン)
プレミアリーグの上位争いに食い込む好調ぶりを示しているウルヴス。
今季はアダマ・トラオレとメキシコ代表FWラウール・ヒメネス、このアタッカー2人のコンビネーションによって、多くの勝ち点を積み上げてきた。
ここまでトラオレのアシストからヒメネスは7つのゴールを奪っているが、実はこれはプレミアでもトップの数字だ。
トラオレがサイドを突破し、ボックスのヒメネスが合わせる…というシンプルながらお互いの長所を活かした攻撃は、対戦相手にとって大きな脅威となっている。
メッシ→ルイス・スアレス(バルセロナ)
共にプレーするのは6シーズン目という超豪華ホットライン。その相性の良さはサッカー界屈指と言えるだろう。
今季はここまでメッシのアシストからスアレスが7ゴール。また、逆にスアレスのアシストからメッシも4ゴールをマークしている。
2人のコンビネーションで実に11ゴールを奪っている計算となり、流石といえるような連携を見せている。
ちなみに、何かと批判されるグリーズマンもメッシのアシストから3ゴールを決めており、こちらも低くない数字だ。
ルイス・アルベルト→インモービレ(ラツィオ)
現時点でセリエAトップのホットラインは、好調ラツィオが誇る2人だ。ルイス・アルベルトのアシストからチロ・インモービレはここまで5得点をマークしている。
C・ロナウドを凌ぐ勢いで得点を重ねているエースFWインモービレはもちろん、天才的なパスセンスを発揮しているアルベルトの活躍は特筆に値するだろう。
ホアキン・コレアの4ゴールもアシストしており、ラツィオのオフェンスにおいて欠かせない柱となっている。