キープコンセプトのスタイルとなった2代目 フェアレディZ
長いボンネットの先に丸型ヘッドライトを装着し、リアエンドまで緩やかに傾斜するルーフラインのファストバックスタイルを持つスポーツカー 日産 フェアレディZは、1978年に初のフルモデルチェンジで2代目へ移行。
デビュー当初は、直列6気筒 2.0Lエンジンを搭載する「200Z」と直列6気筒 2.8Lエンジンを搭載する「280Z」のバリエーションを展開した。
1982年のマイナーチェンジでは、2.0Lエンジンにもターボが装着された「200Z-T」を追加。「200Z-T」に装着された215/60R15タイヤは、国産車初のワイドタイヤを装着していたことでも話題となった。
テレビドラマでも活躍した国産車初のTバールーフ
フェアレディZの歴史において、欠かすことができないバリエーションといえば、Tバールーフだろう。実はTバールーフが設定されたのは、2代目 フェアレディZからで1981年に登場した。
国産車初のTバールーフ採用モデルとして誕生し、以降フェアレディZのバリエーションのひとつとして欠かさずラインナップされ、Z32 フェアレディZまでTバールーフの設定が続く。
また、テレビドラマ「西部警察」の劇中車として、Tバールーフをガルウイングドアに改造ベースにした「スーパーZ」として使用された。
スペック
■サイズ
全長:4,340mm~4,540mm
全幅:1,690mm
全高:1,295mm~1,305mm
■エンジン
直列6気筒 2.0L L20E型(130馬力)
直列6気筒 2.0L L20ET型(145馬力)
直列6気筒 2.8L L28E型(前期:145馬力、後期155馬力)
■トランスミッション:3速AT/5速MT
■駆動方式:FR
■販売期間:1978年~1983年