濃厚接触者で感染 長崎県内40人目の女性 軽症・無症状療養施設へ

長崎市内の様子(写真はイメージ)

 長崎市は19日、市内の20代女性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。17日に感染を確認した市内の別の会社に勤める20代女性の濃厚接触者で、無症状という。県内での感染者確認は40人目。
 17日に感染を確認した20代女性の接触者10人のうちの1人で、18日のPCR検査で陽性と判明した。2人の関係は非公表。他の7人は陰性、2人は検査中。
 新たに感染を確認した20代女性会社員は、市内の感染症指定医療機関に一時入院後、軽症者や無症状者の宿泊療養施設に移った。17日まで自家用車で通勤し、同乗者もいた。直近2週間の県外移動や海外渡航歴はない。市は接触者6人を特定し、うち3人は陰性と判明、残る3人も検査する。
 今回で市内19人目の感染者となり、うち18人は今月中の確認。年代別では、公表された中で20代が8人と最も多い。市市民健康部の田邊洋部長は19日の記者会見で、全国的に人の移動が増えたことを要因の一つに挙げ「市中にまん延しているとは言えないが、今後も感染は起こりうる。感染経路をしっかり調査する」と述べ、市民に対しては3密防止などを改めて呼び掛けた。


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