「くるみん」2事業所認定 従業員の子育て 積極支援 不動技研工業、北松中央病院

瀧ケ平局長から認定書を受け取る濵本社長(右)=長崎市飽の浦町(長崎労働局提供)

 長崎労働局は、子育てサポートに積極的な「くるみん」認定企業に、不動技研工業(長崎市、濵本浩邦社長)と北松中央病院(佐世保市、東山康仁理事長)を選んだ。北松中央病院は県内で初めて3回目の認定となった。
 くるみんは、各事業所が定める計画期間内に目標を達成すると認定される仕組み。認定企業は子育て支援に積極的であることをPRできる。認定後も新たな目標を定めて達成すると、複数回の認定が受けられる。
 不動技研工業は、育児短時間勤務制度の適用を「満3歳に満たない子」から「小学校入学前まで」に拡大。また妻が出産するときの特別休暇について取得期間を広げた。2016年から2年間で男性従業員10人が育休などを取得。子育てしやすい環境を整えた。
 北松中央病院は、年次有給休暇の取得を促進し、1人当たりの平均取得日数は目標(13日以上)を上回る13.43日となった。院内保育所の子育て支援状況を再周知するなどした。
 新型コロナ禍で、認定通知書交付式は開かず、長崎労働局の瀧ケ平仁局長がそれぞれの事業所を訪ねて認定書を交付した。

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