【国内トップドライバーSNSまとめ】2020年スーパーGT開幕。石浦宏明のSNSで判明した日曜日の決勝が晴れた理由

 2020年スーパーGTがついに開幕戦を迎えた。今回は普段と異なったスケジュールで開催され、日曜日に予選と決勝が行われた。ドライバーとチームはうれしくも忙しい週末を過ごしたようだ。ドライバーのSNS(7/13~7/19のもの)からあっという間だった1週間を振り返ろう。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

 長いお休み期間を経てGTマシンたちがサーキットに帰ってきました。残念ながら無観客での開催となってしまったり、いつもと違うスケジュールや雰囲気のなかでの開催でしたが、やはりうれしい気持ちが勝りましたね。

 7月18日(土)に行われたフリー走行は富士名物(

︎)の濃い霧に包まれてしまい、1時間15分遅れでスタート。日曜日の予選ができなかった場合はフリー走行のタイムがグリッドの並びになるとあって、予選さながらのアタック合戦には痺れた!
 

 TGR TEAM SARDには“スーパー助っ人”山下健太選手が参戦。他のドライバーよりGTマシンに対して少しブランクがあるにも関わらず、さすがの走りを見せてくれました。中山雄一選手が驚くのも納得です。

 中山選手の相棒、ヘイキ・コバライネン選手は 入国制限のために今回は参戦を断念。でもフィンランドからメッセージを送ってくれました。スーパーGTのウェアを身につけてくれてる姿がうれしいですね。動画の最初のひと言「オツカレサマデス」の発音がパーフェクト! 

■スーパーGTの魅力が凝縮していた1デイ開催

 山の天気は変わりやすいということで、予選・決勝が行われた日曜日は前日までの天候が嘘のように太陽が顔を出してくれました。朝早くから予選が行われ、終わったと思えばすぐ決勝がスタートするというスケジュールでチームやドライバー、関係者の皆さんはバタバタだったと思います。

 でも、見る方にとってはほぼ一日中、スーパーGT漬けという幸せな1日になったのではないでしょうか。サーキットには行けなくともエンジンの音、暖気の音、インパクトレンチの音などを聞いていると、不思議と行っている気分になったり、ならなかったり(笑)。

 オープニングラップの100Rで他車と接触してしまい、リヤ周りを大破してしまったカルソニックIMPUL GT-R。ドライブしていた佐々木大樹選手がマシンから降りるシーンは映像でも見られましたが、大きな怪我がなくて本当に良かったです。

 レース中にマシンを止めてしまったKEIHIN NSX-GT。ベルトラン・バゲット選手の言うとおりマシンのペースは良かっただけに残念です。次も同じ富士スピードウェイですから、今度こそ活躍に期待しましょう。

 テストからあまり元気のなかったニッサン勢。特に富士を得意としているMOTUL AUTECH GT-Rの不調には驚きました。やっぱりスーパーGTは3メーカーが接戦を繰り広げてこそですから、早くまた「ニスモらしい速さ」を見られること、楽しみにしています。

 不調だったニッサン勢のなかでも調子が良さそうだったのが、CRAFTSPORTS GT-R。クルマの調子ももちろんですが、平手晃平選手のイケメンっぷりも健在ですな! 2枚目の写真、ドリンクをこんなにカッコよく飲む人いますか?

 予選Q1でコースレコードをたたき出し、トップでQ2へバトンを繋いだGT500ルーキー福住仁嶺選手。残念ながら決勝レースでは順位を落としてしまうことになってしまいましたが、予選での一発は圧巻でした。これからの伸び代が楽しみです。

 6月末の富士公式テスト、開幕戦と急なピンチヒッターでもしっかりと仕事を果たした山下選手。今シーズンはレギュラー参戦がない予定だったので緊急事態とはいえファンにとってはスーパーGTでレースを戦う姿が見られて良かったのではないでしょうか。

 今季、TGR TEAM au TOM’SからGT500デビューを果たしたサッシャ・フェネストラズ選手。見事、開幕戦で2位表彰台を獲得! 序盤でのRAYBRIG NSX-GT(山本尚貴選手)とのバトルは手に汗握るものでしたね。ルーキーとは思えない冷静かつ狙って攻めるドライビングは、今後も要注目。でもやっぱり喜ぶ姿は20歳の青年という感じで若々しい(笑)。

 圧倒的な強さでポール・トゥ・ウィンを飾ったTGR TEAM KeePer TOM’Sのふたり。「Supra is Back」をレースの結果で証明してくれました。フォーミュラEの第7シーズンにレギュラー参戦が決まったニック・キャシディ選手が、来年国内のレースに参戦するのかどうか気になるところではありますが、いまはスーパーGTで戦う姿に釘付けです。

 悪天候だった週末のスタートから一変、決勝日に天候が回復したのはこれのおかげだったのですね。効果抜群だったので、ぜひとも次戦以降もよろしくお願いします!

■お手玉もヘルメットも恒例化

 恒例化しつつある、松田次生選手のお手玉第3弾はなんとバランスボールに乗って挑戦。「まだまだ……」なんて言ってますけど、十分すごいと思いますよ。そもそもバランスボールに膝立ちがハイレベル!

 松田選手のSNSからもうひとつ。F1で今季メルセデスチームが採用しているDASに注目が集まっていますが、なんと松田選手の愛車もステアリングが動いています! そこだけ見たらDASそのものですよ。そのうちトー変化もできるようになっていたりして(笑)。

 小出しで紹介している『勝手にヘルメットコレクション』ですが、スーパーGT開幕戦の現場から投稿されたふたりのドライバーのヘルメットをピックアップ。第4弾スタートです。

 まずは11番手スタートから驚異の追い上げを見せ、見事3位表彰台を獲得したTGR TEAM WAKO’S ROOKIEの坪井翔選手。「ピンクと黒と白の配色であまり変わらない?」と思いましたが、よく見るとだいぶ変わりましたね。細かいラインの変化はもちろん、ピンクの面積も増えています。さらに、昨年までは頭頂部は赤と白の国旗カラーでしたが、今年は黒に白いライン。引き締まった印象が強いです。

 お次は、今シーズンGT500にステップアップした大津弘樹選手のヘルメットです。大きなデザイン変化はほぼないようですが、よく観察してみると違いがはっきりしますね。まずは前頭部のホンダロゴのとアライヘルメットのロゴの位置が若干変化しています。あとは再度のデザインが全体的に少し幅が太くなって前にずれた感じでしょうか。顎の部分の白いラインも去年とは変わりましたね。

© 株式会社三栄