今季開幕前に補強禁止処分を受けたことで複雑なシーズンを過ごしたチェルシー。ただその分若手選手が台頭し、レジェンドのフランク・ランパード監督も貴重な経験を積むことができた。
そしてこの夏はランパード氏が指揮を執って行う初の大型マーケット。既にハキム・ジヤシュとティモ・ヴェルナーを獲得しており、大きな投資が行われた。
ではその一方、既にペドロのローマ移籍は決定。他にも多くの選手が退団する可能性があると言われる。『Sportskeeda』などのメディアから噂をまとめてみよう。
ミシ・バチュアイ
噂があるクラブ:クリスタル・パレス、ウェストハム、アストン・ヴィラなど
今季のチェルシーで完全にポジションを喪失してしまった選手の一人。タミー・アブラハムとオリヴィエ・ジルーによって出番は制限された上、ティモ・ヴェルナーまでやってくる。
彼は今季1試合しかスタメン起用されていない上、途中出場でも結果を残していない。いくつかのプレミアリーグのクラブが彼に関心を抱いているとのこと。
エメルソン・パウミエリ
噂があるクラブ:インテル
一時は存在感を見せたものの、このところは再び戦力になれていないエメルソン。もちろんプレミアリーグでやれる実力は証明されているが、14試合の出場に留まっている。
クラブは新しいサイドバックとしてレスターのベン・チルウェルを獲得しようとしており、それも彼にとっては厳しい情報だ。メディアでは退団願いを提出したとも。かつてチェルシーを指導したアントニオ・コンテ監督が率いるインテルの噂がある。
エンゴロ・カンテ
噂があるクラブ:レアル・マドリー
もちろんチェルシーは絶対に出したくないと思っているだろう。しかしメディアでは実際に情報は出ており、レアル・マドリーがかなり強く関心を抱いているという。
おそらく7000万ポンド程度のオファーがやってくると考えられている。コヴァチッチ、ギルモア、マウント、バークリーら中盤の層は確保されていると考えれば、現金に変える選択肢もあるのだろうか…。
ジョルジーニョ
噂があるクラブ:ユヴェントス
マウリツィオ・サッリ監督の申し子ともいえるディープライン・プレーメーカーだが、フランク・ランパード監督の下ではなかなか出場機会を保証されない状況に。「指揮官に無視されている」と感じているとも伝えられている。
ランパード監督は彼の残留を求めているとも言われるが、ジョルジーニョはかつての恩師サッリが率いるユヴェントスに行きたいと考えているそう。
ウィリアン
噂があるクラブ:トッテナム、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド
長年チェルシーの重要な選手になってきたウィリアン。しかし現在は契約期間の問題でクラブと折り合わず、退団へと動いているという。シーズン終了までの短期契約にはサインしたが、この夏にはチームを離れるだろう。
彼の実力をよく知っているプレミアリーグのクラブが接近していると言われており、今後の動きが注目されている。かつてのチェルシー指揮官ジョゼ・モウリーニョが率いるトッテナムも含まれているそう。
ロス・バークリー
噂があるクラブ:ウェストハム
2018年1月にエヴァートンからチェルシーにやってきた左利きのMF。プレミアリーグでは20試合の起用にとどまったが、FAカップでは4試合で3ゴール1アシストと活躍した。
決して排除された存在ではないが、来年のEURO2020出場を目指して定期的にプレーできる場所を探しているとも伝えられる。ウェストハム・ユナイテッドが獲得を望んでいるという報道も。
マルコス・アロンソ
噂があるクラブ:セビージャ
エメルソン・パウミエリとともに今季でチームを離れるのではないかと伝えられるマルコス・アロンソ。以前はインテルの噂もあったが、現在はセビージャが接近していると『Estadio Deportivo』が伝えている。
セビージャは今季借りていたセルヒオ・レギロンがレアル・マドリーに戻る可能性が高く、セルヒオ・エスクデロはヘタフェに移籍するとのことで、かつて所属していたマルコス・アロンソに復帰を要請したいという考えを持っているとか。
ケパ・アリサバラガ
噂があるクラブ:アトレティコ・マドリー、バレンシア
GKとしては世界最高額となる移籍金で獲得されたケパ。しかしプレミアリーグではダビド・デ・ヘアのように適応できず、まだ力を一貫して発揮できない状態にある。
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チェルシーはアンドレ・オナナ(アヤックス)、ディーン・ヘンダーソン(シェフィールド・ユナイテッド)、ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー)らを狙っていると言われ、その取引の一部として譲渡されるという噂も…。