7月23日、龍谷大学とノーベル平和賞のユヌス博士が「アフターコロナ」を考えるオンライン講演会開催

2020年7月23日、龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターは、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス博士が所長を務めるユヌスセンターと共同で、「アフターコロナ」を考えるオンラインチャリティー講演会を開催。ムハマド・ユヌス氏による講演とトークセッションを行う。

ムハマド・ユヌス氏は、貧困層向けに少額融資(マイクロファイナンス)を行うため、1983年にグラミン銀行を創設。貧困撲滅のための新しいモデルを提示し、バングラデシュでの貧困削減に貢献していることで知られ、2006年にノーベル平和賞を受賞した。現在、所長を務めるバングラディシュの「ユヌスセンター」では博士の提唱するソーシャルビジネスを普及、促進し、世界のソーシャルビジネスを支援しており、世界各国の82の機関が連携している。

オンラインチャリティー講演会では「NO GOING BACKアフターコロナ~経済制度をゼロから設計する~」をテーマに講演。新型コロナウイルスを人類が再出発する機会と受け止め、コロナ禍による荒廃から世界をどう再建すべきか、私たちはどうあるべきかについて、ユヌス博士が白紙からの再設計を説く。

講演後は、各分野で活躍する有識者が質問しながら、ユヌス博士とともにアフターコロナの世界について話し合うトークセッションを実施。今回共催として関わる龍谷大学からは、学生、ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター長である白石克孝副学長が質問者として登壇予定。白石副学長はソーシャルビジネスの担い手を育成する教育機関、社会を先導する研究機関という立場で参加する。

参加費は、 学生無料、一般5,000円(税込)。収益は、ユヌス博士を通じてバングラデシュのCOVID-19の為の医療用品等の義援金となる。

龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターは、ユヌスセンターとの合意のもと、ソーシャルビジネスの地域実装化につながる研究活動や社会活動を支援し、大学地域連携型の事業の発展に取り組むセンターとして、2019年6月19日に設置された。

参考:

龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター

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