ジャイアンツ ロンゴリアとベルトが開幕IL入りへ

ジャイアンツは内野の両コーナーのレギュラーを欠いてドジャースとの開幕戦を迎えることが確実となった。ゲーブ・キャプラー監督は日本時間7月21日、正三塁手のエバン・ロンゴリアと正一塁手のブランドン・ベルトが故障者リストに入って開幕を迎える見込みであることを公表。ロンゴリアは右の腹斜筋、ベルトは右のかかとを痛めて調整が遅れている。

キャプラーは敵地オークランド・コロシアムで行われるアスレチックスとのエキシビションマッチを控え、「ブランドンとエバンが開幕に間に合うのは現実的ではないと思っている」とコメント。両者がまだ全力疾走できる段階でないことを明らかにし、少なくとも開幕からの数日間を欠場する見込みであることを明言した。

現在34歳のロンゴリアは、昨年129試合に出場して打率.254、20本塁打、69打点、OPS.762を記録。本塁打数はチーム3位、打点数はチーム2位にランクインし、今年も打線の中軸を担う予定だった。

一方のベルトは現在32歳。昨年はチーム最多タイの156試合に出場して打率.234、17本塁打、57打点、OPS.742をマークし、本塁打数は自己ベストまであと1本に迫る数字だった(2015年と2017年に18本塁打)。

ロンゴリアに代わる三塁手候補には、ウィルマー・フローレス、パブロ・サンドバル、マウリシオ・デュボン、ドノバン・ソラーノらが挙げられている。また、フローレスとサンドバルは、ダリン・ラフやオースティン・スレイターとともに、ベルトに代わる一塁手候補にもなっている。

なお、日本時間7月24日に敵地ドジャー・スタジアムで行われる開幕戦で、ジャイアンツは左腕クレイトン・カーショウと対戦する予定。ベルトは通算60打数4安打(打率.067)、29三振とカーショウを大の苦手としているため、開幕を健康な状態で迎えていたとしても、開幕戦のスタメンから外れていたかもしれない。

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