初期消火などで連携 80代女性を救い表彰 佐世保の親子ら4人

表彰を受けた(右から)太田さん、高田さん、北村さん、太田和枝さん=佐世保市平瀬町、市中央消防署

 佐世保市で起きた民家火災で初期消火を行い被害拡大を防いだとして、佐世保市中央消防署(亀山正宏署長)は20日、太田真治さん(49)と母親の和枝さん(75)、高田康司さん(47)、北村一博さん(65)=いずれも同市=の4人に表彰状を贈った。
 同署によると、6月30日午後6時50分ごろ、小佐世保町の民家で使用中の電子レンジから出火。通り掛かった太田さんが黒煙に気付いて大声で周囲に火事を知らせ、それを聞いた母親の和枝さんが119番通報した。太田さんと高田さん、北村さんの3人が窓ガラスを割って民家内に入り、消火器やバケツリレーで初期消火。住人の80代女性は高田さんが避難誘導し無事だった。
 表彰式で太田さんは「住人の方には昔からお世話になっていた。何とか助けることができて本当によかった」と話した。

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