投打がかみ合わず6連敗…DeNAラミレス監督「これも野球かな」 有観客で未勝利

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:津高良和】

先発のピープルズが5回途中6失点と精彩欠く

■ヤクルト 6-4 DeNA(21日・横浜)

DeNAがヤクルトに逆転負け。相手を上回る10安打を放ったが、好機にタイムリーが出ず6連敗となった。投打がかみ合わない展開に、ラミレス監督は「これも野球かなと思う」と肩を落とした。

6月27日以来の先発となったピープルズが初回にいきなり2失点したが、その裏すぐにヤクルト先発の原樹理を攻め、梶谷の先頭打者本塁打などで逆転した。その後は両先発が立ち直り、試合が落ち着くかと思われた5回、ピープルズが4連打されるなど、一挙4点を奪われて逆転された。

指揮官は「初回はいい攻撃で逆転できた。その後も何回かチャンスはあったが、なかなかもう一本が出なかった」と相手先発を攻略しきれなかった攻撃を悔やんだ。約1か月ぶりとなったピープルズが5回途中6失点と期待を裏切る結果となったが、ラミレス監督は「初回はコントロールが定まらず失点されたが、その後はいい内容だった」と右腕を評価。「5回までなんとか頑張ってくれたが、失点して逆転されてしまった」と残念そうだった。

試合前には「5000人でも、それ以上のパッションを感じる」と感謝した観客の入った横浜スタジアムでまだ勝利がないが、指揮官は「チームの状態は徐々に良くなっている。下を向かずに、とにかくトライしていくしかない」と前を向いていた。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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