キープコンセプトのスタイリングに磨きをかけた2代目
2代目へフルモデルチェンジをしたスバル レガシィは、ウェッジシェイプと黒く塗られたピラーなど初代のデザインを継承。ハイパワーワゴンという新たなジャンルを作り上げた初代に引き続き、ステーションワゴンのツーリングワゴンは、Aピラー以外のピラーをブラックアウトすることで、ワゴンのユーティリティとスピード感のあるスポーティーなスタイリングを両立させた。
デビュー当初エンジンラインナップは、2.0L水平対向EJ20型エンジンで125馬力を発生するSOHC自然吸気、150馬力を発生するDOHC自然吸気、250馬力を発生するDOHCツインターボの3種類を展開。また、ツーリングワゴンにのみ2.2L SOHC自然吸気EJ22型が搭載されていた。
自主規制いっぱいの280馬力へパワーアップ
1996年のビッグマイナーチェンジにて、プラットフォームやエンジンの見直しおよび改良を実施。特に、2.0Lツインターボエンジンは30馬力の出力アップを果たし、自主規制の280馬力へ到達。
2.0Lエンジンで280馬力を発生させるエンジンは量産車初の快挙。また、ビルシュタインのダンパーが採用された「GT-B」は異例のヒットとなり、スバルの経営を支えるモデルとなった。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4,670mm×1,695mm×1,490mm
■エンジン
・水平対向4気筒 1.8L SOHC EJ18型(120馬力)
・水平対向4気筒 2.0L SOHC EJ20型(125馬力/135馬力)
・水平対向4気筒 2.0L DOHC EJ20型(前期:150馬力、後期:155馬力)
・水平対向4気筒 2.0L DOHC EJ20型ツインターボ(前期:250馬力、後期:260馬力/280馬力)
・水平対向4気筒 2.5L DOHC EJ25型(175馬力)
■トランスミッション:4速AT/5速MT
■駆動方式:FF/4WD
■販売期間:1993年~1998年
■価格:174万円~299万8000円(1996年式)