「ウナギで夏乗り切って」 土用の丑の日、専門店にぎわい

開店前から次々とウナギを焼く店主=横浜市南区真金町の「うなぎ八舟」

 スタミナ付けて、暑い夏を乗り切って─。土用の丑(うし)の日の21日、県内のウナギ専門店は、大勢の客でにぎわった。

 横浜橋通商店街(横浜市南区)の「うなぎ八舟(はっしゅう)」は通常の15倍に当たる千串を用意し、開店前からフル回転。蒸した静岡産のウナギを秘伝のたれに3回くぐらせて炭火で焼くと、香ばしい匂いが広がった。

 店主の久米克治さん(52)は「炭で一気に焼いたウナギは、外側はパリッと、中はジューシーなのが魅力。ウナギを食べて今夏を乗り切って」。新型コロナウイルス対策のため店内での食事は予約客のみとし、出入り口の開放による換気とマスクの着用を徹底。例年に比べ持ち帰り客が増えたという。

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