ツインズ退団の右腕・チャシーン ブレーブスと1年契約

ブレーブスは日本時間7月22日、32歳の右腕ヨーリス・チャシーンと1年契約を結んだことを発表した。昨年までメジャーで11年間プレーし、通算77勝の実績を誇るチャシーンは、マイナー契約でツインズの夏季キャンプに参加していたものの、出場機会を求めて退団。2016年に在籍経験がある古巣・ブレーブスに1年契約で加入することになった。

2009年にロッキーズでメジャーデビューしたチャシーンは、「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地としながらも、2011年と2013年には190イニング以上を投げて2ケタ勝利&防御率3点台を記録。ロッキーズ投手陣の中心的存在として活躍していた。

ロッキーズでのラストイヤーとなった2014年から成績を悪化させ、この年は1勝、ダイヤモンドバックスでプレーした2015年は2勝、ブレーブスとエンゼルスでプレーした2016年は6勝に終わったが、パドレスに加入した2017年は180.1イニングを投げて13勝10敗、防御率3.89と復活。ブリュワーズに移った2018年も192.2イニングを投げて15勝8敗、防御率3.50という好成績を残した。

ところが、昨年は開幕からの19先発で3勝10敗、防御率5.79に終わり、8月下旬にブリュワーズを解雇。その後、レッドソックスに加入したが、6試合(うち5先発)に登板して0勝2敗、防御率7.36に終わった。昨年の大不振もあり、今年はマイナー契約しか得られなかった。

ブレーブスは2020年シーズン序盤について、先発投手の登板を3~4イニングに制限する方針。チャシーンは先発ローテーションの一角、もしくは先発投手の降板後に複数のイニングを投げる役割を担うことになる。メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは、先発5番手に若手右腕のカイル・ライトが起用されることを予想しており、チャシーンはジョシュ・トムリンとともにロングリリーフが主な役割となりそうだ。

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