三重の医療支援チームDHEAT 豪雨被害の熊本へ「被災しながら」

甚大な豪雨被害を受けた熊本県に、三重県から派遣されていた医療支援チーム、DHEATの5人が22日、鈴木知事に現地での活動内容を報告しました。

DHEATは、大規模災害の被災地で保健所の業務などが円滑に進むよう支援する応援派遣チームで、三重県は今回、厚生労働省からの依頼を受け、医師と保健師、栄養士らを10日から6日間、熊本県の水俣保健所へ派遣していました。

22日は、DHEATの責任者を務めた松阪保健所の植嶋一宗所長らが鈴木知事を訪ね、現場での状況を報告しました。

植嶋所長は「第1班として派遣されたため事前情報はほとんどなく、初めは担うべき役割も明確ではなかった。派遣を受け入れる側にもDHEATの役割を知ってもらうことが必要だ」と話しました。

また「職員自身も被災し疲弊しながら働いていて、被災者の状況調査の計画を立てる余裕もなかった」と振り返りました。

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