みえ旅宿泊キャンペーン好調 GoToトラベルには戸惑いも

新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ観光業を支援する「GoToトラベル」が22日から始まりました。

三重県内の観光業界からは、期待と不安の声が聞かれました。

観光需要を促そうと、国が旅行代金の最大5割を補助する「GoToトラベル」キャンペーン。

しかし、東京発着の旅行は割引の対象外とするなど、二転三転する政府の対応が波紋を呼んでいます。

22日からキャンペーンが始まりましたが、旅行業界からは政府の概要説明が十分ではないと不安の声が上がっています。

21日から予約が始まった東海3県在住者限定の「みえ旅宿泊キャンペーン」は、すでに予約が1000件を超える好調ぶりです。

その一方で「GoToトラベル」は、割引の対象施設が政府から公表されておらず、問い合わせに答えられないこともあるということです。

さらに、観光客を受け入れる側も対応に苦慮しています。県内有数の観光地、鳥羽市の旅館組合の吉田一喜理事長は、「観光支援策は大変ありがたいが、開始時期が早すぎたのではないか」と話します。

割引対象から除外された東京都だけでなく、大阪府や愛知県など感染が拡大している中での今回のキャンペーンに戸惑いを隠せません。

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