横浜臨海部を巡る連節バス、23日運行開始 コロナで1カ月遅れ

連節バス「ベイサイドブルー」

 横浜市交通局は23日、市内臨海部を巡る連節バス「ベイサイドブルー」の運行を開始する。横浜駅東口から山下ふ頭までの水際線沿いの主要施設を結ぶとともに、市民や観光客らが周遊できる環境を整備する。

 市によると、新型コロナウイルス感染症の影響で当初の予定から約1カ月遅れのスタートとなる。担当者は「ベイエリアの人気施設は営業を再開しており、来街者の増加が見込まれている。連休を控えてバスの輸送力を向上しようと判断した」と話している。

 車両は全長約18メートル。定員113人で、通常バスの約2倍の輸送力を持つ。水際線をイメージさせる青色の車体で、市は計約4億円をかけて4台を導入した。運賃は大人220円、小児110円。

 市は同日、観光スポット周遊バス「あかいくつ」などの路線を再編。ベイサイドブルーと乗り換えを容易にし、利便性を高める。

© 株式会社神奈川新聞社