横浜の連節バス、23日運行スタート ハンマーヘッドで記念式典

試乗会で走行する連節バス「ベイサイドブルー」=22日、横浜ハンマーヘッド

 横浜の臨海部を走る市交通局の連節バス「ベイサイドブルー」の運行が23日、スタートする。22日には横浜ハンマーヘッド(同市中区)で記念式典が開かれ、地元の関係者らが観光スポットを巡る新たなバス路線の誕生を祝った。

 横浜駅東口から山下ふ頭までの主要施設を8カ所の停留所で結び、運行距離は約6キロ。おおむね1時間に2便を予定し、所要時間は約40分という。水際線をイメージさせる青色の車両は全長約18メートル。定員113人で、通常バスの約2倍の輸送力を持つ。市は約4億円をかけて4台を導入した。

 市は「ピアライン」「あかいくつ」など臨海部の既存のバス路線を再編。ベイサイドブルーを軸に乗り換えを容易にすることで、市民や観光客らが観光スポットを周遊しやすくなる。

 この日の式典には沿線の商業、港湾関係者ら約180人が参加。林文子市長は「横浜港の美しい水際線の空間と街巡りを楽しんでほしい」と期待を寄せた。式典後には試乗会もあり、出席者らは長くて広い車内空間の乗り心地を確かめていた。

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