専用パーツと2種類のターボエンジンを用意
3代目 アルトから独立したスポーツグレードになった2代目アルトワークスは、丸型ライト2灯にエアロパーツを装着したエクステリア、バケットシートが備え付けられたインテリアが、軽自動車らしからぬスパルタンでスポーティな雰囲気を演出する。
初期モデルに搭載された550ccエンジンには、出力を抑えたマイルドなセッティングの直列3気筒 SOHCターボエンジンとスパルタンなセッティングがされた直列3気筒 DOHCターボエンジンの2種類を用意。トランスミッションは、5速MTと3速トルコンATが組み合わされた。
高バランス&高出力を活かしモータースポーツでも活躍
1990年の軽自動車規格の変更に伴い、エンジンの排気量を660ccへアップすると、最高出力64馬力を発生させる直列3気筒 DOHC 12バルブ ターボエンジン(F6A型)を基本とし、61馬力を発生させる直列3気筒 SOHC 6バルブ ターボエンジンを後に追加。
さらに、1992年には競技専用モデルである「ワークスR」が追加され、ラリーやダートトライアルではチャンピオンに輝くなど大活躍を見せた。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:3,195mm×1,395mm×1,385mm
■エンジン
直列3気筒 SOHC ターボ(58馬力)
直列3気筒 DOHC ターボ(64馬力)
■トランスミッション:5速MT/3速AT
■駆動方式:FF/4WD
■販売期間:1988年~1994年
■価格:86万2000円~105万6000円
※サイズや価格は1988年式アルトワークスの数値