カーショウが故障者リスト入り 新人右腕・メイが代役開幕投手に

日本時間7月24日午前11時8分に本拠地ドジャー・スタジアムでジャイアンツとの開幕戦を迎えるドジャースは、開幕投手のクレイトン・カーショウを腰の張りのため10日間の故障者リストに登録したことを発表した。これに伴って新人右腕のダスティン・メイがメジャーへ昇格し、カーショウの代役として開幕投手を務めることになった。

カーショウは2016年から3年連続で腰の故障によって故障者リスト入りしした経験があるものの、今年の夏季キャンプでは、日本時間7月18日の紅白戦で6回1/3を投げるなど順調な調整ぶりを見せていた。デーブ・ロバーツ監督によると、カーショウはウエイトルームでのトレーニング中に腰を痛めたという。具体的な復帰時期については明言を避けた。

ドジャースは昨年の先発投手陣から柳賢振(リュ・ヒョンジン:ブルージェイズ)、前田健太(ツインズ)、リッチ・ヒル(ツインズ)が抜け、レッドソックスとのトレードで獲得したデービッド・プライスは出場辞退を表明。カーショウの離脱により、昨年の投球イニング数チーム上位4人のうち3人(柳、カーショウ、前田)を欠く状態で2020年シーズンの開幕を迎えることになった。

ジャイアンツとの4連戦ではメイ、ロス・ストリップリング、フリオ・ウリアス、アレックス・ウッドの4人が先発し、若きエース右腕のウォーカー・ビューラーは日本時間7月29日に敵地ミニッツメイド・パークで行われるアストロズ戦に先発する予定。選手層の厚さに定評のあるドジャースとはいえ、戦力ダウンしている感は否めない。

なお、カーショウが開幕戦の登板を回避するのは昨年に続いて2年連続となる。昨年は肩を痛めて開幕戦の登板を回避し、代役として柳が開幕投手を務めた。メイは現在22歳。ドジャースの開幕投手としてはフェルナンド・バレンズエラ以来の若さであり、新人が開幕投手を務めるのも1981年以来のバレンズエラ以来となる。

© MLB Advanced Media, LP.