本明川とは

 五家原岳を源流とし、諫早湾に注ぐ1級河川。延長28キロと短く、川の勾配が急なため、水位が急に上昇する。630人が犠牲となった諫早大水害後、河道掘削や川幅拡幅、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防や調整池造成などのハード対策が進むが、大水害と同規模の大雨に見舞われた場合、裏山地点の水量の約3割があふれ出る想定。国は上流部の富川、上大渡野両町の一部に洪水調節機能を備えた本明川ダムの建設計画を進めている。

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