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世界中を回りプラスチックが与える環境問題について啓発活動をしているボート「レース・フォー・ウォーター号」(95トン)が22日から長崎県佐世保に寄港している。フランソワ・マーティン船長(42)は「不要なプラスチックの使用をしない社会になってほしい」と呼び掛けている。
ボートは環境問題を研究するスイスの財団「レース・フォー・ウォーター」が調査船として開発。太陽光や風力などを動力とし環境負荷がない。2017年にフランスを出発し南米や東南アジア、沖縄県などを経由して佐世保港に入り28日まで寄港する予定。各地でプラスチックの削減や再利用を啓発してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響で佐世保市での活動は自粛している。
フランソワ・マーティン船長は取材に対し「日本は他国と比べプラスチックの使用が多いと感じるが、レジ袋の有料化など改善の動きも出てきた。環境に深刻な影響を与えると、より多くの人に関心を持ってもらいたい」と述べた。