新人・シンガーが力投 ロイヤルズがタイブレーク制す

【ロイヤルズ3-2インディアンス】(延長10回タイブレーク)@プログレッシブ・フィールド

ロイヤルズは開幕ローテーション入りを果たした新人右腕ブレイディ・シンガーがメジャー初登板初先発で5回3安打2失点の力投を披露。新人右腕の力投に応えるように、6回以降は4人のリリーバーが無失点リレーを展開し、タイブレークに突入した延長10回表、マイケル・フランコの犠牲フライによってもぎ取った1点が決勝点となった。

現在23歳のシンガーは、2018年ドラフト1巡目(全体18位)指名でロイヤルズに入団。プロ1年目のシーズンとなった昨年、A+級とAA級で26試合に先発し、12勝5敗、防御率2.85の好成績をマークした。AAA級でのプレー経験はないものの、首脳陣へのアピールに成功して見事に開幕ローテーション入り。新人とは思えない落ち着いたピッチングを披露し、5回80球を投げて打たれたヒットは2点を失った3回裏の3本だけだった。

ロイヤルズは4番手のスコット・バーロウが今季初勝利、5番手のグレッグ・ホランドが今季初セーブを記録。一方、インディアンスは先発のマイク・クレビンジャーが7回4安打2失点と好投するも、3番手のジェームス・カリンチャックが今季初黒星を喫した。

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