「思い悩むこと増えている」 加害者の元少女、弁護団回答 佐世保高1同級生殺害事件 発生から6年

 佐世保市の高1女子同級生殺害事件から26日で6年になるのを前に、医療(第3種)少年院に送致された加害者の元少女(21)の元付添人弁護団が報道各社の取材に書面で応じた。元少女は現在も更生プログラムを受けており、「年を経るごとに思い悩むことも増えている」と回答した。
 元少女の変化について「事件と向き合い続けることの難しさや苦しさ、罪を背負っていくことの厳しさ、自分の負うべき責任などを感じるようになっている」としている。
 約3カ月に1回面会し、手紙のやりとりもしている。元少女は事件に言及することもあるという。今年も命日の前に遺族への謝罪文を書いており、遺族への謝罪や被害者への思い、今後の償いなどについて触れているという。
 遺族の代理人は、取材には応じられないとした。


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