非日常のコンテスト出場から、CA経験が及ぼす影響を考える
私は2020年5月に開催されたBeauty Japan東京大会に出場しました。
(Beauty Japanについては後程ご紹介します。)
他のファイナリストは、年齢、家庭環境、キャリア、価値観が全く異なり、そんな彼女達と過ごす中で嫌でも自分と向き合う必要がありました。
そうやって自分自身を客観視した時に、CA経験が自分にどのような影響を及ぼしているのか、日常生活よりも感じることができたのです。
CAを目指している方や、現役CAで今後転職を考えている方などにお読みいただければ幸いです。
離れてから思う、CAの仕事
まずは、私の経歴を簡単に紹介させてください。
私は新卒入社で国内大手航空会社のCAとなり、国内線、国際線ビジネスクラスを担当しました。
その後転職をして、現在はOLとして働いています。
CAの仕事を離れ早いもので約5年経ちますが、それでもなお、CA経験が自身に及ぼす影響は大きいと今でも感じています。
CAの仕事は多くの人に出会い、世界各国を訪れ、毎回働くメンバーが異なる環境に、臨機応変に動く必要がある緊張感など、現在のOL生活よりも刺激的だからでしょうか。
今思うと、非日常の生活を送っていたように思います。
いわゆるミスコンとは違う「社会で活躍する女性を発掘する」Beauty Japanに出場
私が出場したBeauty Japanというコンテストについて少しご紹介させてください。
いわゆるミスコンのように身長制限はなく、未婚・既婚ともに出場可能、審査ではキャリアが重視されます。
外見の美しさだけではなく、内面の美や社会貢献意識など、よりその人の想いの部分に重きを置いているのです。
このようなコンセプトのため、これまでのキャリア、CA経験についても深く考えるきっかけになりました。
2020年5月に東京大会が行われ、8月の日本大会に出場予定です。
ちなみに、東京大会や他の地区大会には、私以外に現役CA、元CAが複数名いました。
次ページ:コンテスト出場を通して感じた、CA経験の強みと弱み
コンテストに活かされたCA経験の強み
ビューティーコンテストに活かされていると感じたCA経験から得た強みはこちらの3つです。
・人前に立つことや話すことに慣れている
・話し方が丁寧で綺麗と言われる
・綺麗な言葉遣いが身についている
東京大会では1分間のスピーチと4分間のプレゼンがありました。
自分では普段通り話しているつもりでも、「話し方が綺麗」「聞き手を意識して話せている」とお褒めの言葉を頂きました。
ファイナリスト仲間の現役CAさんも同様に褒められていたので、これはCAの強みだと確信しました。
CAは、常にお客様に見られている中でサービスをし、機内アナウンスをすることもあります。
そのため、自然と人前に立つ、話すことに慣れていたようです。
コンテスト出場で感じたCA経験の弱み
それは、個性を出すことや自分をアピールすることが苦手ということです。
今思えば、クルー全員で一緒にサービスをするCAの仕事は何よりも協調性が大切。
また、ステイがあり数日ともに行動する勤務体制でも、協調性がなければ他の人に迷惑を掛けてしまいます。
協調性を大切にしてきたので、個性を出すことや自分をアピールすることに慣れていないと感じました。
またCAはどちらかと言えば、お客様に快適に過ごしていただくための「サポート役」の役割を担っています。
しかしコンテストでは自分が主役にならなければなりません。
そのあたりの意識を持つことにも慣れませんでした。
一個人が感じたCAの経験
ここまで書かせて頂いたことは、あくまで私個人が感じたことです。
私の場合は国内航空会社でCAを経験しましたが、外資系航空会社や他の航空会社ではまた違ったかもしれません。
1人の考えとして、参考にしていただければ幸いです。
Beauty Japan 公式HP