相模原市緑区の神奈川県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件から4年となった26日、建て替え工事が進む園敷地内に設けられた献花台に午前中から続々と近隣住民や園関係者らが訪れた。「悲しみは消えない」。19人の犠牲者の冥福を祈って花を手向け、静かに手を合わせた。
小雨が降る午前9時ごろには、入倉かおる園長ら園関係者らが献花。入倉園長は「あの日までの楽しかった園での生活を思い出しながら花を手向けた」。園家族会の大月和真会長は「19人のみ霊よ安らかに、と祈った」と静かに語った。
献花台には「19名の命を忘れません」というメッセ-ジが書かれた画用紙や、切り絵などが飾られていた。