マリナーズが逆転で今季初勝利 菊池は5失点KO

【マリナーズ7-6アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

開幕2連敗スタートとなったマリナーズは、1点ビハインドの8回表に打線がつながり、アストロズ5番手のクリス・デベンスキーから3点を奪って逆転に成功。このリードを守り、開幕3戦目で2020年シーズンの初勝利をマークした。マリナーズ5番手のダン・アルタビラが今季初勝利(0敗)、7番手のテイラー・ウィリアムスは1点を失ったものの今季初セーブを記録。一方、デベンスキーは今季初黒星(0勝)を喫した。

8回表のマリナーズは、先頭のティム・ロープスがセンターへのヒットで出塁し、一死後に二盗を決めてチャンスメイク。代打のオースティン・ノラが四球でつなぎ、シェッド・ロングJr.がライトへのタイムリーを放って5対5の同点に追い付いた。二死後、ロングJr.が二盗を決めて2・3塁とし、カイル・ルイスがライトへのヒットを放って二者が生還。見事に打線がつながり、一気に試合をひっくり返した。

マリナーズ先発の菊池雄星は、味方が2点を先制した直後の1回裏にアレックス・ブレグマンのタイムリー二塁打でいきなり1失点。フォーシームは最速98マイル(約158キロ)を計測し、その後の2イニングは無失点に抑えたが、4回裏は四球絡みで無死満塁のピンチを招き、ユリ・グリエルのタイムリー、ジョシュ・レディックの押し出し四球、マーティン・マルドナードの2点タイムリーで一挙4点を失って降板となった。4回途中まで70球を投げて被安打5、奪三振4、与四球4、失点5でノックアウト。良い形で今季初登板を終えることはできなかった。

なお、マリナーズはこの勝利により対アストロズの連敗を15でストップ。昨季1度も勝てなかったミニッツメイド・パークで2年ぶりの勝利となった。

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